ブレーキ キャリパー オーバーホール YAMAHA MT-07【取り付け編】
MT-07 ブレーキ キャリパー オーバーホール(取り付け)で使用工具・パーツ
キャリパー オーバーホール 取り付けに使用した工具
MT-07 ブレーキ キャリパーの取り付けで使用した工具です。
・8mmメガネ
・+ドライバ
・6角セット
・12mmソケット
・6mm 6角ソケット
・ブレーキオイルエアー抜き工具
・トルクレンチ
外す時は不要でしたが、組み立てには以下のトルクレンチも使用しています。
キャリパー オーバーホール 取り付けに使用したパーツ
上記の写真の工具以外では、パーツとして以下を準備してます。
Yamaha ブレーキフルード DOT4とシリコングリスを使用してます。一応ブレーキフルード の残量が少なめだったので予備も用意しときました(汗)
左キャリパ オーバーホールのため必要な純正部品
左のキャリパーのオーバホール用に用意した純正部品です。右は揉みだしても特にピストンの動きが渋い感じもしなかったので今回はオーバーホールしてないです。
ただし、ブリュードバルブのキャップは劣化してたので左右分買いました。
またダイヤフラム, リザーバは、リザーブタンクの中蓋のゴムです。だいぶ伸びてる感があったのでついでに交換しておきました。
以下で約9000円です。
今回はシール交換のみ実施ですが、もしピストンも交換が必要なら2つで1万円くらいです。4つだと2万ですね。
部品番号 | 部品名 | 個数 | 合計額 | ||||
3GM-25803-10 | キャリパーシールキット | 1 | 3225 | ||||
3MA-25803-10 | キャリパーシールキット | 1 | 3416 | ||||
90430-10005 | ガスケット | 3 | 444 | ||||
306-25825-01 | キャップ | 2 | 942 | ||||
20S-25854-00 | ダイヤフラム, リザーバ | 1 | 994 | ||||
1J3-25824-00 | スクリユ,ブリード | 1 | 434 |
MT-07 ブレーキキャリパ シール/ピストンの取り付け
MT-07のキャリパ ピストンは前後で異径なのでシールのサイズも異なります。組み付け時に間違わないようにしてください。
ピストンシールは特に表、裏で厚みが変わらないように見えたので向きは無いタイプと考えました(サービスマニュアルも特に記載無さそうでした)
ピストンシールは写真の感じでグリスが付いてたので伸ばしてキャリパに嵌め込んでます。
ダストシールはシリコングリスを薄く塗って嵌め込んでます。
シールの取り付け自体は手で嵌めることができましたよ!
シールを嵌めた後、ピストンを押し込んで組み立てていきます。
特に自分が嵌めた時は抵抗も無くするっと嵌まる感じで、良い感じにみたいです(笑)
嵌めた後にキャリパーピストンツールを使って左右にピストンを少し回転させてなじませてます。
キャリパーにブレーキパットなどを取り付けて、ブリュードバルブも新品に交換しておきました。
MT-07 ABSモデルは右のキャリパのブリュードバルブにはゴムパッキンがハマってるんですが、左のキャリパはブリュードバルブのみなんですよね。
以前ブレーキフルード交換した後に僅かにブレーキフルードが滲んでいるように思えたので、この際新品のブリュードバルブに交換しておきました。
たぶん作り的にブリュードバルブのネジ山やブレーキフルードの抜き口に、残ってたフルードが少ししてから滲んででてきただけとは思うのですが、念の為に交換しときました。
ブリュードバルブのブレーキフルードの抜き口の穴にキッチンペーパー等でよりより作って拭き取っておくとか、パーツクリナー吹いて拭き取っておくとかすると、後で滲んでこないみたいですよ!
MT-07 ブレーキ キャリパ取り付け方【規定トルク】
キャリパを本体に取り付けてから、ホース2本とキャリパをバンジョーボルトで固定していきます。
ホースとバンジョーボルトに間にハマっていたガスケット(ワッシャー)は3個共に新品に交換してください。
規定トルクはキャリパ取り付けボルトは40Nm、バンジョーボルトは30Nmです。
ホースはマーカーを塗ってたので、それに合わせて組んでます。奥のホースはサポーターの突起がキャリパからでてるのでそこに当たるようにして取り付けてください。
あとは通常通りでエア抜きしていきます。(ABSモデルですが、フルード抜いてる時にキーONにさえしなければ特段 手順は変わりないです)
リザーブタンクにブレーキフルードを入れて左右のキャリパのブリュードバルブからエアー抜き工具で吸い出します。
リザーブタンクにブレーキフルードが空にならないように常時足してあげる必要があるので、2人で作業すると楽ですよ!
ここだけ嫁に手伝って貰いました(笑)
ある程度、大きなエアー抜けたら吸い出しは止めて、ブレーキレバーをゆっくり握りながら更にエアーを抜いてく感じで自分は作業しています。
概ねエア抜きが終わってレバーがかっちりしてきたら、ブレーキレバーを握ったままにして数時間放置しておきます。
安全対策でキャリパ等からブレーキフルードの漏れが無いかの確認も兼ねてますが、しばらく握ったままにしていると更にブレーキレバーのかっちり感が増します。
最後にブリュードバルブのキャップを新品に交換して完了です。
これでキーONにして、試走してきましたが特段問題無しでした。
なお、お決まりですが作業手順等が適切でない可能性もありますので、各自自己責任で作業はお願いします。
ブレーキ キャリパーの取り外しやキャリパの分解については、以下を参照ください。