ブレーキ キャリパー オーバーホール YAMAHA MT-07【取り外し編】
MT-07 ブレーキ キャリパー オーバーホール(取り外し)で使用工具
MT-07 ブレーキ キャリパーの取り外しやキャリパの分解で使用した工具です。
キャリパの組み立てに必要なパーツは後編を参照してください。
・8mmメガネ
・+ドライバ
・6角セット
・12mmソケット
・6mm 6角ソケット
・ブレーキオイルエアー抜き工具
上記の写真の工具以外では、キャリパピストンの取り外しやシールを外しのに以下のような工具も用意していると便利です。
キャリパーピストンツールは持ってたので楽に作業できましたよ。
通常のピックツール(フックツール)は持ってたのですが、シール専用では無かったので外すの少々苦戦しました。以下のようなシール用のピックツールあると便利と思います。
MT-07 ブレーキ キャリパ取り外し方
ブレーキフルードはリザーブタンク、キャリパのブリュードバルブから吸い出して抜き取りました。
ブレーキフルードが垂れると塗装が剥げたりプラスチックが変色したりするので気を付けてください。
垂らした時用の対策で濡れタオルを敷いてキッチンパーパーでリザーブオイルを囲んで作業しています。
MT-07のABSモデルですのでブレーキフルードを抜いた状態でキーONには絶対しないでください。ABSユニットの中にエアーが噛むと抜くのはほぼできないと思います。
ブリュードバルブは8mmのメガネで緩めて抜いてます。
6mmの6角レンチでキャリパのバンジョーボルトを外します。ブレーキフルードを抜いてるので、あまりホースからブレーキフルードが漏れてくることも無かったです。
外した後、ブレーキフルードが垂れると嫌なのでブレーキホースはキッチンペーパーで包んで洗濯バサミで吊るしたビニール袋の中に格納しておきました。
キャリパー本体を固定している12mmのボルト2箇所を外せばキャリパは外せます。
外したキャリパからブレーキパット等を外すのは、以下を参考にされてください。
MT-07 ブレーキ キャリパ ピストンの外し方
外したキャリパを軽く洗浄してから暑いのと、ピストンを落としてキズを入れたくないので室内で作業しています。(風呂場利用は嫁の許可取得(笑))
キャリパーピストンツールでピストンを抜き取ります。1000円ちょっとの安い工具でチャチですがDIYで使うだけなら十分使えました(笑)
コンプレッサーは持っているのでエアーを吹いて抜こうかとも思いましたが、固着気味のピストンだけ抜けないみたいな気がしたので工具を素直に利用しています。
抜いたキャリパ ピストンですが、出ている部分に汚れ?サビ?が見受けられるくらいで奥の方は比較的キレイでした。
洗って液体研磨剤で磨いて、サビが残って取れないとこだけ2000番の耐水ペーパーを軽くかけてあたりを無くしてます。
ブレーキオイルの漏れの原因になるので円周方向に磨くだけで縦に磨くのは駄目です。あと磨きすぎも厳禁です。
自分の場合、軽く磨くくだけで概ね綺麗になりました。触った感じであたりも無い程度なので、ピストンは再利用します。
4つピストン買い替えるくらいならキャリパ本体を一式買っても良いかな?くらいの価格になりますよ(汗)
MT-07 ブレーキキャリパ シールの外し方
ピックツールを使ってシール類は外しました。
手前側のダストシールは簡単に外れるのですが、奥のピストンシールが外れない・・・かなり苦戦しました
シールの溝に差し込んで奥側に押し出す感じでコツを掴めばある程度簡単に外せましたけどね(汗)
テコの原理では、はずれなかったです(汗)
キャリパー内部にキズを入れないように慎重に作業されてください(これはこれで、なかなか難しいですよ・・)
上で紹介していますがシール外し専用のピックツールが先端に丸みがあって良さそうです!
キャリパ内部も洗浄し気になるあたりがあれば軽く2000番の耐水ペーパーを軽くかけてます。
シールの溝に固着したブレーキオイルなのか?グリスなのかな?が残ってたのでパーツクリナーや綿棒も利用して綺麗にしてます。
キャリパー全体をお湯と洗剤であらかた綺麗にしてから1日放置して乾燥させてます。
これでキャリパの分解は完了です。
なお、お決まりですが作業手順等が適切でない可能性もありますので、各自自己責任で作業はお願いします。
この後の作業でキャリパの取り付けやオーバーホールに必要な純正部品などは以下で紹介してます。