MT-07 フロントフォークの外し方
MT-07フォークオイルを交換しました。使用したのはYAMAHA G15です。ノーマルはG10になるので、幾分硬めのフォークオイルになります。
フロントタイヤの外すとこまでは、以下を参考にされてください。
フロントフォークを外すのでフロントフェンダーを外します。
サイドにあるシルバーのボルト1本を外して、あとはサイドフロントフェンダーが3箇所爪で引っかかっているので、前方にずらすと外れます。
写真2箇所のボルトを外してください。これでフロントフェンダー外れます。
左側は写真撮ってればよかったですが、ホース類を固定するステーも共占めされているので、取り付け時分からなくならないように外す前に写メとか撮ってると良いかもです。
フロントフォークを外してしまうと、回せなくなるので、フォークが固定されてる状態でフォークキャップを緩めておいてください。(まだ、はずさないでくださいね。)
なお締め付けトルクは以下になります。
フロントフォークキャップブルト:23Nm
使っているのは22mmのソケットです。
写真3箇所のボルトを緩めると、フロントフォークが下に落ちてきます。3本目を緩める時は、フォークが落ちてくるので、支えつつ下に抜いてください。
締め付けトルクは以下になります。組立時は規定トルクで締め込んでください。
アッパプラケットピンチボルト(左右):26Nm
ロアープラケットピンチボルト:23Nm
両方ともフロントフォークを外したとこです。
MT-07 フロントフォークオイル交換方法
フォークキャップを外して、ストークさせながら気が済むまでオイルを抜いてください。
現在19938Kなので前の交換から約3年で8000K走行してますが、下のほうから出てくるのはかなり濁っていますね。
外したフロントフォークのパーツです。フォークキャップのOリングとダストシールくらい準備して交換すれば良かったかなと思いましたが、今回再利用です。(自己責任で。。)
フォークの向きに合わせ、この順番で上からパーツが入っていました。
割り箸は線を引いてるとこで162mmの油面を測るようです。
いずれオイル漏れが発生したら、オイルシールごと全部交換することにします。
なお、フロントフォークを全部バラすなら、フォーク底にある6角ボルト外す必要があります。
とりあえず手持ちが使えるかだけお試ししましたが、使えそうですね。8mmのロングの6角ビット・ソケットです。
今回はフォークオイル交換だけなので、この状態でフォークオイルを入れて組み直すだけです。
オイル量:403ml
オイルレベル:162mm
今回使用したのはYAMAHA サスペンションオイル G15です。ノーマルはG10です。
規定量よりやや少なめにフォークオイルを入れて油面をあわせていってください。
オイルがフォーク全体に行くように数回ストロークさせてください。一応入れすぎてしまった時用に、抜く用に注射器用意しときましたが、今回は入れすぎなかったので使ってないです。
しばらく放置して気泡が抜けるのを待ちます。
バネを入れてない状態で、インナーチューブを一番縮めた状態で、上端からオイル油面が162mmになるように調整してください。
あとは、バネ等を入れて規定トルクで組み立て、取り付けして完了です。なお、自分のは我流の部分もありますので、交換作業を実施の際は各自自己責任で作業はされてください。
一応、自分のMT-07はリヤ オーリンズのショック、フロント オーリンズのバネを入れてる状態です。
これしか刻印がないので、見た目ではオーリンズのバネか解らないですけどね。若干純正よりバネレート高いです。
YAMAHA G15フォークオイル交換のインプレッション
YAMAHA G15フォークオイルのインプレッションです。入れ替え前まではオーリンズのNo10を使ってました。その前はYAMAHAのG10です。
なお、各フォークオイルの粘度は以下です。自分の場合、徐々に粘度をあげて行ってる感じです。
・YAMAHA G10 33.2 鉱物油
・YAMAHA G15 47.3 鉱物油
・オーリンズ No10 40.0
・KYB G10S 37.2
・ELF MOTO FORK OIL SYN 10W 45.4 全化学合成油
YAMAHA G10→オーリンズ No10ですが、フロントがしっかり感がでて、ぴょこぴょこ感が収まります。コーナリング中の安定感や姿勢づくりがやりやすくなります。
ゼブラやギャップの収束も早いので、コーナーで弾かれて外に行くような感じも無くなったように感じてます。オーリンズ No10に関しては個人的にはメリットのみで、デメリット的な要素は感じていないです。
オーリンズ No10→YAMAHA G15ですが、今回突き出しも3mmほど出してみてます。交換して200Kちょっと走行したインプレッションです。
オーリンズ No10より更にフロントが不用意に動かなくなる感じで、UP/DOWNが続くジェットコースターのような道も姿勢を保ちながら安定して曲げやすくなりました。
切り返しでの姿勢づくりも間ができてやりやすいです。フロントに頼る曲げ方できてしまう感じで一時旋回で向き変えてあとはキレイに二次旋回に移行できてしまいます。
スポーツ性能的にはあがったように感じてますが、ツーリングペースでも道があれた程度の小ギャップのようなのは抑え込まれて悪くないようには感じています。
ただ、コーナー中とかに大きなギャップや段差があると若干弾かれるような感じが、オーリンズNo10よりでてしまう感じがしています。
感覚的には気持ちよく走るだけならG15でOKなんですが、普通にツーリングハイペースくらいで走るなら粘度40くらいの方が知らない道でも対応しやすいかも?と思ったりします。
次変えることがあったら、オーリンズNo10に戻すか少しだけ柔くなるELF10W使ってみるかもです。YAMAHA G10+G15でG12.5相当を調合しても良いのですが1L2本買うなら値段的にあまりELF等でも変わらないのかとおもったりします。
なおリヤショックとのバランスもあるので自分はオーリンズのショック入れているので上記でバランスがいい感じに感じていますが、ノーマルだとリヤもダンパー弱めで動くので、感想が変わってくるかもしれないです。