MT-07のプラグ交換 使用工具
MT-07のプラグ交換をしました。タンクを外さずに交換してみましたが、以下の工具が揃っていれば特に苦戦することもなく交換できました。
記録のために写真等を撮ってるので1時間半くらいかかりましたが、撮ってなければ45分くらいで終わるかもです。
使用した工具は以下です。自宅にすべてあったので、今回新調はなしです。
シグネットのロッキングユニバーサルジョイントは途中で曲げることができるのでスペースがない空間では使いやすかったです。あとクイックスピンナーラチェットもラチェットハンドルで最初にちょっとだけプラグが緩められればクイックスピンナーで手回しで外せるので手早く外すことができました。マグネット付のTONEのプラグソケットもプラグがしっかりくっついてくるので重宝します。
使用工具へのLINKは記事の下部で紹介してますので、よかったら参考にされてください。
・TONE 14mm プラグソケット(6角・マグネット付 差込角9.5mm)
・シグネット 3/8ドライブ ロッキングユニバーサルジョイント 12545
・トーニチ トルクレンチ10-50Nm 差込角9.53 (QL50N-MH)
・クイックスピンナーラチェット ASTRO PRODUCTS
・ASTRO PRODUCTS 02-25661 3/8DR スイベルラチェットハンドル ロングタイプ
・SK11 コンパクトラチェットハンドル 9.5mm SRH3CH
・メガネレンチ 長さ30cm
MT-07のプラグにはNGKのMotoDXプラグを使用
MT-07のプラグ交換を23574Kの走行距離で実施しました。
MT-07の純正プラグはNGK LMAR8A-9が使用されています。NGKのHP記載によると一般プラグ、イリジウムIXプラグを含む片貴金属プラグの交換距離目安は3000-5000Kです。
自分が思ってたより圧倒的に短い距離ですね。
今回使用するプラグはMotoDXプラグ LMAR8ADX-9Sです。交換距離目安は8000-10000Kです。一般プラグよりはかなり高寿命です。
MotoDXプラグ 【94965】 熱価8番 ネジ型 LMAR8ADX-9Sです。MotoDXプラグの謳い文句は以下です。
新素材採用D-Shape外側電極とルテニウム配合中心電極!
驚きのつきぬける加速感を実現!
2輪専用スパークプラグとして、スパークプラグに求められる様々な性能(加速性・耐久性・耐汚損性・燃費・始動性等)を向上。Dの断面形状をした外側電極(D-Shape外側電極)とルテニウム配合中心電極で抜群の燃焼効率を実現しました。
・30-80Kまでの加速0.2秒UP
・アイドリング燃費2.3%UP
日本特殊陶業(NGK) 2輪用スパークプラグ MotoDXプラグ 【94965】 熱価8番 ネジ型 LMAR8ADX-9Sの最新価格等は以下を参照下さい。
MT-07のプラグ交換 タンクを外さず交換する方法
MT-07のプラグ交換ですが、横から見るとこんな感じです。上へのクリアランスが少ないのでプラグキャップを引き抜くのが大変そうです。
とりあえずタンクは外してないですが、タンクカバーだけ外しました。タンク下に横から手を指しこむ際に上部のクリアランスが増えるので、これだけでもかなり楽になります。
タンクカバーはもー幾度も外したので慣れっこと言うこともあります。
MT-07のタンクカバーの外し方は以下を参考にされてください。
思った以上にエンジンヘッドが汚いので、エアーガンで吹き飛ばすことにします。プラグ外した時にシリンダー内にゴミ落としたくないですからね。
頑固な汚れもあったのでシリコンスプレーも吹いて、拭き取りました。エアーガンも念入りに実施してます。
イグニッションコイル(プラグキャップ)のカプラーを外します。写真は外した状況です。カプラーの上の部分を押し込んで抜けば簡単に外れます。
イグニッションコイル(プラグキャップ)がかなり長いです。タンクした配線の空いてるとこに抜いていかない引き抜けません。
カプラを写真の方向にして上に抜くといい感じで抜けました。
イグニッションコイル(プラグキャップ)は硬かったですが、少し回すと手だけで抜くことができました。
二気筒なので奥のイグニッションコイル(プラグキャップ)も外します。こちらは手で外すことができず、30cmほどのメガネレンチを使ってテコの原理で抜きました。(実施時は自己責任でお願いします。)
奥のイグニッションコイル(プラグキャップ)もタンクした配線の空いてるとこに抜いていかない引き抜けません。こちら車体前側に隙間があり簡単に抜くことができました。
外したイグニッションコイル(プラグキャップ)です。次回外しやすかなと思い取付時はキャップ部分にシリコンスプレーを少し吹いときました。
MT-07のプラグ本体を外します。ロッキングユニバーサルジョイント+プラグソケット(14mm)でプラグにはめ込んでる状態です。長さ的にはギリですが、上方向のクリアランスはMAXです。
短めのSK11 コンパクトラチェットハンドルで少しだけ緩めます。ギヤ数72山の送り角度5度のものなので、少しだけでもハンドルをふることができれば、外して行けます。
ただ少しプラグが緩めばクイックスピンナーラチェットで外せたので、あまりラチェットハンドル自体は気にしなくても良いかとは思います。
手回しでは回せないくらいのトルクがありましたが、クイックスピンナーラチェット噛ませれば簡単に手で回して外せました。
ロッキングユニバーサルジョイント使ってるので、ちょっと折り曲げたりして抜き取るのもやりやすかったです。
MT-07 MotoDXプラグと純正プラグを比較
MT-07から外した純正プラグです。少し電極部分薄くなってるかな?焼け色はいい感じに焼けてそうです。
NGKのMotoDXプラグ LMAR8ADX-9S と 純正プラグ LMAR8A-9です。
奥のプラグも外します。27cmほどあるロングタイプのラチェットハンドル使いました。スイベルラチェットなので、ハンドルを上下に可動させることができます。少しハンドルを上にあげて回すとやりやすかったです。
こちらのラチェットハンドルはギヤ数72山の送り角度5度なので、狭いとこでも使いやすかったです。
MT-07のプラグ締め付けトルク
あとは逆手順でプラグ取り付けてイグニッションコイル(プラグキャップ)を嵌め、カプラを取り付けるだけです。
MT-07のプラグの締め付けトルクは13Nmです。
クイックスピンナーラチェットで手締めで締めるだけしめて、トーニチ トルクレンチ10-50Nmで13Nmで締め込んでます。
ただ、トルクレンチは24山送り角度15度なので、なかなか振り幅が狭いとこだと締め込めませんでした。何度かトルクレンチを外しずらしてはめ込んで締めるを繰り返しました。
このへんの72山のトルクレンチ持ってると更に作業が楽だったかもですね。
全部戻して完了です。エンジン始動させて問題なしです。エンジンのかかりが幾分軽やかな気もしなくはなかったような。
MT-07でMotoDXプラグ LMAR8ADX-9Sのインプレッション
MT-07にMotoDXプラグ LMAR8ADX-9Sを取り付けたインプレッションです。低速の低回転の粘りが少しでているような気がします。あと加速時の高回転域のフケが良いような気がします。
明確に判るほどでは個人的にはないのですが、なんか良い気がするくらいの感覚です。
[2024追記]プラグ交換後、約2年で5000Kほど走行しました。特に問題なく快適走行できています。
交換してから良かったのはエンストの回数がかなり減っています。ごく低速でエンストすることがレギュラーガソリン使っていると多くハイオクを入れると改善するような事象があったのですが、プラグ交換後はレギュラーガソリンでもエンストが発生しにくくなってくれました。
MT-07のプラグ交換 使用工具へのLINK
MT-07のプラグ交換 使用工具へのLINKです。あるとかなり手早く作業はできました。価格等は以下を参照下さい。
後日、MT-07のエアクリーナーも交換しました。この時もタンク浮かすだけで交換したので、タンクを完全には外さなかったです。