APEステアリング ベアリングとレース類を交換
APEディスク化の作業の続きです。トップブリッジを外してステアリング ベアリングとレース類を交換していきます。
これで三つ又を丸ごと交換になります。
まずは、トップブリッジを外します。ステアリングステムナット(真ん中のデカイナット)を外せば、取り外せます。
APE トップスレッド、ベアリングを外す
次のトップスレッド(今、写真で挟んでるボルト)ですが、締め付けトルクがそれほど高くないので、ウオターポンププライヤや
マイナスドライバーを溝にかけて、トンカチで叩けば外れると思います。
(本当は専用工具(ロックナットレンチ34mm)がありますので、適切にはそちらを使用してください。)
自分が使ってるのはクニペックス ウォーターポンププライヤーです。もー10年くらいは軽く使ってると思いますが、丈夫だしまったくガタはないです。掴みものは、やはりクニペックスは一流な気がして長年愛用させて貰ってます。
これでアッパレース、アッパーステアリング ベアリングが外れますので、
ステアリング ステムを下側に引き抜いてください。
APE ステムのアウタレース交換
今度は圧入されているアウタレースを外しますが、これに緑野は長いドライバーとプラッチックハンマーでチャレンジしてみました。
上下のアウタレースともドライバをでっぱりに引っかけて、たたき抜くだけです。。。。が抜けない。30発くらい叩きましたが
抜けないっす。。。。こまった。
で、目に付いたのがレンガです。レンガだと重量があってパワーアップ、叩くこと2,3回で叩き抜くことに成功しました。APEで一度やってから、この手のパワーが必要な打ち込みはレンガを使うようになった自分です。
一本プラス、マイナスで長いドライバー持ってると、何かの時に便利は良いですよ。
抜けて来たロア アウタレース。下側のですね。なかなかてこづりました。
新品のステムを取り付けて行きますが、はめ込む部品の順番は写真の順です。
今度はアウタレースを圧入しなきゃいけませんけど。。。これも専用工具が必要です。
緑野はと言うと、木製の板をあてて、慎重にプラハンで叩き込みました。
(ちょっとパイプの内側にレースは埋没させる必要があるので、板ではパイプと平行面までしかできません。
なので後はトップスレッドの締め付けで圧入していってます。お勧めできた方法ではないので作業時は自己責任でお願いしますね。)
APE ステムのレース、ベアリング取り付け
あとは外したのと逆で、レース、ベアリング等を順番通り、はめ込み、
最後にトップスレッドを締め込めば完成です。
ウオターポンププライヤで締め込めるだけ締め込んで、マイナスドライバーで叩きこんで更に締め込んでます。
規定トルクは2.5kgf/mですね。
この後、保安部品など取り付けて、ちょい試乗したのですが、行けてません。
ぜんぜんダンパーが効いて無くて、単なるバネでした。。。もー購入元に聞いた時はフォークオイルは入ってるので
問題ないと聞いていたのですが、、、ってことで次回はフォークオイル交換に。
それではエイプ(APE) ディスク化は続きます。