フロントフォークのオイル交換(フロントフォーク分解、オイル交換編)
(VFR800(RC46)の整備・カスタム 2012.10)
VFR800のフロントフォークのオイル交換作業の続きです。取り外したフロントフォークを分解しフォークオイルを交換します。
フォークボルトを外して、フォークスプリングなどを点検しつつ、フォークをオイルを抜きます。今回はYAMAHAのフォークオイルG10を使用して
フォークオイルの交換をしました。フォークオイルの油面を規定値か確認しフォークを組み上げ直せばVFR800のフォークオイル交換作業も完成です。
難易度:★★★★ 効能:★★★★★ お買い得度:★★★★
12.10 フロントフォークのオイル交換(フロントフォーク分解、オイル交換編) |
HONDA VFR800のフォークオイルの交換作業の続きです。前回車体からフロントフォークを取り外しましたので、
今度は外したフォークの分解と、フォークオイルの交換です。
外したフォークから、あらかじめゆるめていたフォークボルトを完全に外すとこんな感じとなります。
ダンパロッドをスパナなどで保持しながら、ロックナットをゆるめます。
結構固くて、ちょっと苦戦しましたが、要領わかればそれほどでもですかね。
ここを外すと、スプリングストッパー、カラー、フォークスプリングなどが外せます。右側の写真が外したパーツ一式です。
フォークを伸縮を繰り返してフォークオイルを抜いていきます。
何度か伸縮させてフォークオイルを抜ききってください。オイルを抜いた感じは、そこまでひどくないかも?って感じでした。
外したついてでにフォークスプリングの自由長も測定してみました。
使用限度は327.6mmですが、まだ問題なさげでした。
VFR800のフォークオイルを交換していきます。用意すべきはホンダ純正のフォークオイル10号なのですが、
ホンダのフォークオイルは高いのでYAMAHAのフォークオイル(サスペンションオイル)G10にしました。
値段的には半値になりますが、厳密にはメーカーによって同じ10番のオイルでも粘土が違うので、厳密にセットだしたい場合、純正がおすすめです。
あと計量用のメスシリンダーと、フォークに入れる用のジョーロと、Oリング(91356-KA4-711×2)です。
VFR800のフォークオイル量は544ccです。
入れた後、フォークパイプを数回ゆっくり伸縮させてエア抜きしてください。ある程度、時間をおいて
エア抜きが完了したら、油面を測ってください。
VFR800の油面(オイルレベル)は100mmです。割り箸に100mmでマークつけて、自分は測ってます。
あとは外した、逆さまで組み立てればOKです。バネには向きがあって、バネの隙間が蜜になっている方が下側ですよ。
Oリングは新しく用意したOリングに交換してください。
締め付けトルクは、ボトムブリッジの割り締めボルトは5.0kgf/m、
トップブリッジの割り締めボルト、フォークボルトは2.3kgf/mです。ご参考までに。
これでフロントフォークのオイル交換は完了です。入れ替えた感じ、ダンパーの効きが良くなって、しっとりしっかり感が増えました。
やっぱ劣化していたのでしょうね。フォークオイルの交換作業を最初から見たい人は、こちらかどうぞ。
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緑野が行った整備、カスタムについてできるだけ記憶、実施手順通りに記載はしておりますが、必ずしも正しい手順とは限りません。
参考にされるのは構いませんが手順等が間違っており被害等がでたとしても緑野が責任を負える物ではありません。
正確な整備、カスタムについては各自の責任のもとサービスマニュアルや有識者、購入元などに確認のうえ実施してください。