これがSPRのキャブ、ミクニ TM３２ＳＳです。
見かけからもＳＴＤのキャブとはかなり異なってますね。パワージェトの噴出し口なんか全然違います。
これが反対側からです。
キャブの温水ホースをはずしているため、かなり整備しやすい感じです。
レース用だったため、燃料ホースのキャブ側の付け根についてるゴミ除去用のフィルターが
外されてますので、結果ゴミがキャブまで行き目詰まりが起こりやすくなってます。
ＳＴＤではＭＪの交換にもキャブの底ブタ（ネジ３箇所）を外す必要がありましたが、ＳＰＲではこのボルトを
外すことでＭＪは交換可能になっており、かなり整備性が向上しています。
外すとＭＪが見えてきます。MJ交換するだけなら、これで終わりです。
今回はＭＪだけでなくパイロットジェットも清掃したいので、底ブタを外します。
外したのが、下の写真ですが、底ブタもSTDのようにネジ３箇所でなく１箇所だけで留められてました。
うーーん、さすがＳＰＲ
底ブタにはサビの粉が若干溜まってました。さすがにフィルターレス＾−＾洗浄、洗浄
パイロットジェットはここにあります。キャブドライバなど使って慎重に外してください。
目が細かいので、MJより目詰まり起こしやすいそうです。
今度はパワージェットをバラしてみます。１７ｃｍ？のスパナが必要です。
うちになかったので車積工具で代用しましたが、危うくボルト？をナメかけました。
こんな感じで外れます。
底に見えてるのがパワージェットです。
ここも純正部品で何種類かの大きさの物が売られているので、交換してセッティングだすのも
良いかもですね。
３Ｇ２−１４２３１−００ ＃０のパワージェットです。
３Ｇ２−１４２３１−０６だと＃３０のパワジェットって感じになります。
上の写真の左がパワージェット、右がメインジェットです。
下の写真の右がパイロットジェットになります。
全部キャブクリナーなど使って洗浄しました。
今度はスロットル側をバラしていきます。
ジェットニードルとご対面です。
ここらへんは、あまりＳＴＤと変わらないかな。（バラし方と言う意味ではですが）
こんな感じで外れます。
一応外しながら、全部確認しましたが、すべて純正の物に戻ってました。
これでとりあえず、確認、洗浄作業は完了です。
（洗浄って言ってもキャブクリナーでバラシタ部品洗っただけですけどね）
おんなじ。要領で下側も洗浄しました。
ついでに前後のプラグも確認、ほぼ問題ないですかねー
まーちょっとくらい濃い方が安全だし
Ｍ−ＭＡＸ＋チャンバー交換ってことで、とりあえず前後ともＭＪを＋１０してます。
くみ上げて、ついでにM-MAX相当も自家製にしましたが、やっと加速性能（ある特定区間加速した結果で出たTOPスピード）
でSTDを抜きました。
TOPの伸びはSTDの方がある気はしますが、全域のトルクでSPRはSTDを凌駕してるように感じます。
