CBR600RR 整備・トラブル日誌
 (2005年版 セミフルパワー化)
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05.12 CBR600RR セミフルパワー化
CBR600RR 国内仕様で購入し、おおむね半年たちました。
国内のすっごいジェントルな乗り味にもなれて、CBRのハンドリングにもある程度なれてきました。
国内仕様のパワーであれば、使い切れる馬力で、コーナーの立ち上がりなどでもグイっと一捻りしても、車体が勝っている
感じで、安定し綺麗に立ち上がって行きます。
国内仕様のパワーで普通に乗る分では、それほどパワー不足も感じないかと思います。
(フルパワーしってる人にとっては物足りないでしょうけど、普通に単独で峠やツーリングを走る程度であれば程良いと言う意味です。)


ただせっかく出せる力を出してないのも勿体ないかと思い。セミフルパワー化してみることにしました。
交換したのは以下です。

【いじった個所】
・国内インシュレータを逆車インシュレーターへ交換
・ラムエアーインテークの遮断板の取り外し
・コンピュータの配線加工
・サイレンサーは購入時から社外品でした。交換されてない場合、逆車の物か、社外品に交換

【見送った個所】
・国内仕様はエキパイも若干細いそうです。ただ、あまりパワー差がこの部分ではないそうなので今回見送り。
・Rスプロケの41→42丁化。加速よりに若干なるでしょうが、、とりあえず今回見送り。
・チェーンを530→525.これも購入時530のゴールドチェーンを付けて貰ったので、今回見送り。
・カムシャフト交換。これはたぶん手が出せないかな・・将来的にも。

【準備した品】
・CDIの配線のための、ジャンパー用のコードと結線クリップなど(CDIの線はカナリ細い線です。)
・逆車用インシュレーター(16211-MEE-000)
・サービスマニュアル(あった方が無難です。自分が書いてることは参考くらいまでで正確かは保証しませんよ。。。)
・ロングドライバー(インシュレータ外す時にあると便利です。)


さて、作業説明に入ります。
ちなみにCBRを本格的にイジルノは初めての2人で行いました。
ただし2人ともTZRや他バイクではシリンダー交換くらいまでは自前でやった経験をもってます。
完了までに朝の9:30〜16:00くらいまでかかりました。
(途中休憩、食事、買出しなので1:30くらいは作業していない時間ですが・・)
以上、ふまえある程度覚悟してやられた方が良いかと思います。
以下を参考に見てみて、自信がない時はショップに頼んだ方が無難ですよ。

まずは、アンダーカウルの取り外しです。
ボルト、クリップなどで止まってます。写真のように真下部分でも止まってます。
サイド(ミドル)カウルとも爪で止まってます。



はずれるとこんな感じです。
ただ既に、このカウルは只者じゃないって感じです。はずすの大変っすね。。こりゃ。



アンダー外しただけで、これだけ外す必要ありです。
TZRに慣れてると、かなりめんどくさい。。





シートを外します。
これはシートをめくるとボルト2本で止まってるだけです。



サイド(ミドル)カウルを外します。
アンダーよりは簡単に外れます。




エアーダクトカバーを外します。
これが、癖ものです。
ボルトとクリップの2つを外して、そのあと外せば良いだけ・・・なんですが・・
前端部がアッパカウルの突起にハマッテます。これを外します。(割らないように気をつけて・・)
次にフェールタンクに爪2本かかってますので、これ外してください。素直に外れないと思いますが・・
要領つかめば簡単なのかもですが??、自分らココでもかなりてこずりました。



エアーダクトカバーが外れた後です。



タンクカバーを外します。
ボルト4本でとまってただけだったと思います。



タンク本体は後ろだけで、若干シートしたに嵌ってるような感じになってます。
RC211ゆずりってところでしょうか。



タンクは、引き上げて。写真のところに六角などをさしておけば、倒れてきません。
タンクからでているホースがエアクリナーとの隙間に挟まらないように、溝に合わせた状態で
タンクを起こしてください。



PGM−FIやセカンダリインジェクタユニットなんかがこの状態だと見えてきます。







PGM−FIを外します。
カプラのところを引き上げれば、抜けます。。



セカンダリインジェクタユニット、エアクリを外しますが、繋がってる配線のカプラ等を外してください。
左右で結構いろいろつながってます。



セカンダリインジェクタユニットを外します。



エアクリナーケースカバーを外します。
これで、エアークリーナーが見えてきます。



エアクリナーに繋がってる、ラムエアーインテークの遮断版がやっと見えてきました。
左側の筒の中の銀色のやつです。



エアクリナーボックスを外したいので、
エアーファンネルを外します。



エアーファンネルを外して、スロットルをあけると。
お目当ての、インシュレーター(国内用に絞られてるの)も見えてきました。



サクションホースをエアクリナーボックスから取り外し、エアクリナーボックスを取り外します。
エアーインテークが刺さってる部分は柔らかにので、ちょっと強引に抜きましたが、、それで良いかは不明。。



まずは、ラムエアーインテーク仕切り版を外します。
内側から押せば簡単に外れます。



スロットルボディーを取り外しますが、サイドの工具箱はずさないと。外せませんでした。



両サイドから、インシュレーターがエンジン本体に刺さっている部分のバンドスクリューを
ゆるめてください。
この際、ロングドライバーがあると外し易いです。(なかったので、買出し・・)



交換する部品は以下の
16211-MEE-000と言う部品です。
ちなみに国内のインシュレーターは16210-MEE-700(1370円)です。



買出しを友達に行って貰っている間、プラグはどこかなーっと思って確認したのですが、
こんな所にありますね。これも外すのめんどくさそうな感じ・・



ロングドライバーが届いて、スロットルボディー取り外せました。
やっとこ、これでインシュレータにたどり着きました。



左が国内、右が逆車用です。
国内は1/3くらいでしょうか?この絞り込み方は。こりゃ馬力でんだろうなーって感じ。
インシュレータに止まってたバンドは移植して使ってください。
右用、左用で違うみたいなので気をつけて。



あとは、戻り作業です。
エアークリナーボックスまで取り付けて、CDIの加工に入ります。
ジャンパー線を黒のカプラの右下の5番目の緑の線を切断し、
灰色の右上の一番端の白/黒の線につなげてください。



配線的にはこんな感じです。(ただし自分のは、これでOKでしたが、
他年式や仕様により異なるかもしれませんので、あくまで自己責任でお願いします。)



あとはカウル類を戻せば良いのですが、、、なんでこんなめんどくさいのだろう・・・・
結局カウル戻すのに2時間半くらい悪戦苦闘でした。
試乗したりして戻って、あと片付けすると、もー真っ暗です。う〜ん。
アイドリングがずれたら調整はしてください。1400rpmくらいです。規定では




事後、インプレッションです。
まだ、ワインディング等には出無いてませんが。
13000オーバーまでふけ上がるようになりました。国内の時は12000くらいまでの感じだったんですけど。
ちなみにカタログでは逆車のCBR600RRが117ps/13000rpmで国内が69ps/11500rpmです。

パワー感はかなりあがって、回転に対してリニヤにパワーがでてる見たいで回して楽しいって感じのエンジンフィーリング
になりました。
また、アクセル開けた時も国内はボワーってファジーな感じついてきてたのが、この仕様にするとシャキっとついてくる感じです。
車体もベストマッチで、ちょっとスリリング感がでてきます。
コーナー立ち上がりも車体が暴れると言うか抑えないとって感じもでてきます。

国内は言ってしまうと楽チンで使い切れるパワーで、ある意味楽しいです。なんといってもセフティーで7000〜10000rpm
の間くらいで走るワインディングであればアクセルの開け方もそれほど気にせず楽に走れます。
このセミフルパワーにしたことで、加速はやっぱちょっと視野がすーっと縮まるような感じで加速感あります。
回してて楽しくなりますね。パワーをコントロールって言う楽しさと制約がでてきます。
操作する楽しさと言う点では、こっちの方がありますね。ただ大型初めてとか、あまりとばさないって方は国内のままがベストな
気がします。

低速はあまり差異を感じません。車の流れに乗る分には得に問題なしです。
あと、ちょっとエンジンがうるさくなりました。まーあんだけ遮断してたので吸気側はうるさくなって仕方なしでしょうか。

これから、徐々にまたなれていこうかと思います。1台で2度美味しいって言う感じで異なるバイク乗ってる見たいですよ。
こういう楽しみできるなら国内買うのも得かなって思います。






CBR600RRに関する整備日誌です。失敗の多い日誌ですが、同じ間違いをしないためにも参考になるかもしれません。
内容についてはできるだけ記憶通り書いているつもりですが、適切な方法でない箇所や誤りもある可能性があります。
参考にされるのはかまいませんが、実際作業される場合はサービスマニュアルやパーツリストなので確認の上、整備されることを御願いします。

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