アドレスV100 整備・トラブル日誌
 (2006年版 ステムベアリング交換、ステアリングレース交換)
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06.09 Address V100 ステムベアリング交換
アドレスV100のステムベアリング、ステアリングインナーレース、アウターレースを交換しました。
どうも30,40Kで走ると
ハンドルがふらつく、加重かけてハンドルをきるとギーっとプラッチックの擦れるような
音がするなど、症状が出ていましたが、こいつが原因のようでした。


用意した部品は以下になります。
部品番号(パーツリスト) 部品名 単価(2006年) 数量
51612-16B00 ステアリ・インナ・ロア 420 1
51611-02200 ステアリ・インナ・アッパ 190 1
51621-02200 ステアリ・アウタ・アッパ 340 1
09166-26001 ワッシャ 70 1
09269-25015 ベアリング(上側) 340 1
09269-31001 ベアリング(下側) 350 1
51622-16B10 ステアリ・アウタ・ロア 340 1
※09269-25015、09269-31001はアドレスV110の部品です。
 
V100はバラバラのボールですので、06111-05004×55個(上25個、下30個)です。
 51622-16B10についても
V110の部品です。V100は51622-16B00です。

アドレスV100の純正の場合、ボールがバラバラですので、付けるのが非常にめんどくさそうでした。
調べてみたところ
V110のボールが一体式になってる写真の用な部品がありましたので活用しました。
今のところは問題なしです。ただし使用は自己責任でお願いします。



まずは、ハンドルバーを外します。
カウルを外しますが、フロントの3つの+ネジと後ろ側のネジを何カ所か外せば外れます。
(うちのカウル割れて既に外すネジがない所がたたありますが^^)
ハンドルバーセットボルト(写真の自分が持ってる棒の先)とハンドルバークランプボルト
(写真でラチェットが刺さってる所)を外します。




その他、ハンドルとフロントフォークが繋がっている部分を外して行きます。
ブレーキキャリパを外します。六角ボルト2本だったかな。




ブレーキホースがフォークに固定されている所を外します。
フロントショックを支えてるボルトでもありそうですので、ホースの固定だけ外したら、
整備中はボルト刺していた方が無難かと思います。




スピードメータケーブル(写真で自分が持ってる物)や電気系のカプラも外します。
ヘッドライトの開け方は前回のバルブ交換のページを参照してください。




ハンドルバーを上に引き抜きます。
なにか引っかかっている所があれば、そこを外しましょう。




緩み防止で使用されている、ステアリングステムロックを外します。
円形で引っかけるところがなかったので、
ウオーターポンププライヤーで外しました




ワッシャーを外し、その下のステアリング、アウター、アッパーレース(24×42.5×7.5)を外します。
自分の場合、手で回るくらい、これはゆるゆるで締め込まれていましたが、、、
一応、
デカイモンキーくらい用意していると良いかと思います。

上側は、こんな感じでフレームの筒の上に、ステアリ・インナ・アッパが差し込まれてて、
そこの上にボールがあるような感じです。




さびさび・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ですね。これはギーギー言いそうな。ハンドルもスムーズに回らないでしょうし。。これでは。
アドレスV100純正は
ボールがこんな感じでバラバラで入ってます。



これで、フロントフォークが下に抜けます。
写真は下から見てる図です。
下側も同じ要領で、フレームの筒にステアリ・インナ・ロア(写真の↑)が差し込まれてて、
その下にボールがあるような感じです。



引き抜くのは、こんな感じで板おいて車のジャッキであげました。
バランス悪いので、誰か車体を支えてくれる人がいたが良いですよ。



写真2枚セットで、どこか判りますよね
ここを外します。
サービスマニュアル曰く、
先端が鋭角の−棒を用いて抜くそうです。
普通のマイナスドライバーやもっと尖ってる精密ドライバなんか、いろいろ使って1時間粘りましたが
いっこうに透き間ができないので、あきらめました。(精密ドライバーはあえなく2本折れましたが^^)
今回ココを交換してません。なのでV100用の51622-16B00がついたままです。
まー下は上ほど酷いことになってなかったので良しとしましょう。





インナーのレースですが、フレームの筒に
長いマイナスドライバなど使用して
叩き抜くと外れます。
これも結構硬いです。
ライターで筒あっためたりして(効能があったか判りませんが、、)、なんとか外れました。




上側のインナーレースです。
人に車体に跨ってて貰って、
マイナスドライバで下側から叩き抜きました。



下側のインナレースです。上よりてこづりましたが、
マイナスドライバで上から叩き込み、なんとか抜けました。
あんま引っかかる所がないのが辛いですね。



新品のレースを上下ともに填め込みます。
叩き込むのは、レースをキズ付けないように、
角材(20cmくらい)か何かをあてがって入れ込むと便利かと思います。
ほんとは特殊工具(ステアリングレースインストーラ)を使う見たいですが。
あとは、グリスをたっぷりぬってベアリングを填め込んで、フォークを差し込みます。



上にベアリングをおきます。下で思いましたが、
ボールがバラバラだったら、結構大変な作業だと思いますよ。
一体式の
V110のベアリングはラクチンです。




ステアリ、アウターアッパーレースを填め込みます。
フロントフォークに
ガタがなくスムーズに回る程度に締め込めばよいそうです。
あんまり締めると、スムーズに回らなくなるようです。
最後にワッシャを填め、ステアリングステムロックを締め込んで完了です。

のはずだったんですが、、、
見事に180度反対にフォークを差し込んでいました。。ははは。刺すときは気をつけましょう。




インプレッションですが、ぜんぜんちゃいますね。
直進安定性はめちゃ良くなりました。
ハンドルきってもギーなんて鳴りません。

これで、怖い感じがほぼなくなりました。

次はブレーキのOHですね。。。もーパットは0.5mmくらいしかないんですよね。。


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アドレス V100に関する整備日誌です。失敗の多い日誌ですが、同じ間違いをしないためにも参考になるかもしれません。
内容についてはできるだけ記憶通り書いているつもりですが、適切な方法でない箇所や誤りもある可能性があります。
参考にされるのはかまいませんが、実際作業される場合はサービスマニュアルやパーツリストなので確認の上、自己責任で整備されることを御願いします。

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